徳丸本 3.1章 Refererヘッダについて

HTTP通信におけるRefererヘッダは、リンク元のURLを示すヘッダで、form要素やa要素によるリンクやimg要素による画面参照などにつくヘッダである。
Refererヘッダを確認することでアプリケーションの意図した遷移を経てきているかを確認することができるというセキュリティ上のメリットがある一方で、Refererヘッダの内容はアクセスしている人間によって書き換え可能であるため、その裏をかかれる可能性がある。
更に、URLに秘匿情報を含めたものを使用していると、Referer経由で秘匿情報を暴露してしまう可能性があると言える。

前述した遷移のチェックに使用するかは開発次第であるが、後者の秘匿情報の件に関しては、URLに秘匿情報を含めないように注意する必要がある。